re:Invent 2022 re:Cap 2nd Night に参加しました #awsbasics #reInvent

re:Invent 2022 re:Cap 2nd Night に参加しました #awsbasics #reInvent

AWSJ 亀田さんによる2つのキーノートの振り返りです。
Clock Icon2022.11.30

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こんにちは、崔です。

AWSJ のエバンジェリスト 亀田さんが主催する AWS エバンジェリストシリーズの re:Cap 2nd Night を聴講したので、セッションレポートをお届けします。
こちらのイベントになります。(明日以降も開催されますので、参加登録をぜひ)

今日は、日本時間の昨日昼に行われた Keynote : Monday Night Live with Peter DeSantis の内容と、日本時間の昨日深夜に行われた Keynote : Adam Selipsky の内容、それ以外のアップデートについてとなります。今日のスライドはおよそ100ページでした。(昨日の倍!)

なお、スライドは非公開ですので、スクリーンショットはありません。

Keynote:Monday Night Live with Peter DeSantis

  • AWS Nitro
    • AWSの基本的な考え方が、パフォーマンスを追求していきたい
    • が、コストやセキュリティとのトレードオフを良しとしない
    • そこからAWS Nitroを開発した
    • Nitro コントローラーというハードウェアとNitroハイパーバイザーという超軽量KVMから構成
    • EC2だけでなくLambdaなどにも使われている
    • Nitro v4までリリース済み
    • AWS Nitro v5が発表された
    • AWS Nitroとは
    • EC2の中は実際は複数のハードウェアから構成されている
      • 内部の高速なネットワークによってつながっている
      • EBSもネットワーク経由でつながっている
      • EC2のホストとEBSが分離しているので、ホストに障害が起きてもリカバリできる
      • EBSも別のハードウェアにレプリケートされている
      • EBSへの通信はネットワーク
      • かなり安定したネットワーク通信が必要になる
    • そもそもの仮想化基盤
      • ホストOS側がゲストOSから一部のリソースを確保する必要がある
      • ハードウェアに置き換えることでパフォーマンス、セキュリティを向上した
    • まずネットワーク機能をNitroにオフロード
      • ゲストOSはアプリケーションにリソースをフルに使える
      • 20%の帯域向上
    • 次はStorageを外出し
      • 通信の暗号化機能もチップの中に入れた
    • Nitro導入によるインパクト
      • パフォーマンス向上
      • 通信暗号化のオフロード
  • AWS Nitro v5
    • 前世代の2倍の計算能力
      • メモリアクセスが50%高速
      • レイテンシを30%短縮
      • 帯域幅あたりの電力消費量を40%削減
  • AWS Graviton3E
    • AWSが開発しているARMベースのプロセッサ
    • 不動点小数点演算とベクトル演算のパフォーマンスに最適化
  • Amazon EC2 C7gn インスタンス
    • Graviton3E
    • 最大200Gbps ネットワーク帯域
    • 50%高いパケット処理性能を発揮
  • Amazon EC2 HPC7g インスタンス
    • Coming Soon
    • Graviton3E
    • 最大35%高いベクトル演算処理性能
  • SRDプロトコル
    • Scalable Reliable Datagram
      • Multi-path through network
        • フルメッシュ型
    • Placement Group Network
      • 単一のAZのEC2をAZ内の近い場所にまとめてくれる
    • OSが持っているTCP機能は衝突や遅延が発生する
    • これを解決するのがSRDプロトコル
    • Nitro Controller と連携する専用ハードウェアにSRDプロトコルを実装した
      • Elastic Fabric Adaptor を使うには専用のドライバーが必要
      • 通信が安定し、遅延が減った
  • Amazon EBS io2 SRD
    • Coming soon
    • EBS io2 volumes がSRDを使うようになる
    • 書き込みレイテンシが90%改善
    • スループット4倍
  • ENA Express
    • GA
    • SRDを採用したネットワークインターフェースで安定性と高いスループットを提供
    • TCPと比較してトラフィックのレイテンシーをP99で最大50%、P99.9で最大85%改善する
    • C6gn.16xl インスタンスから
  • Amazon EC2 Trn1n インスタンス
    • Coming Soon
    • 1600Gbps に
  • AWS Lambda SnapStart
    • Corretto(Java11)ランタイムを利用する関数がサポートされ、最大90%の待ち時間を削減できる
    • Firecrackerのスナップショット機能といくつかの機能改善から実現
    • Java の init フェーズ時点で Firecracker のスナップショットを取る(最大14日間)
    • 2回目以降はスナップショットを読み込むことで大幅な時間短縮

Keynote:Adam Selipsky

  • サステナビリティ
    • データセンターで再生可能エネルギー100%を2025年までに
    • データセンターで使う水より、Amazonが供給する方を多くしていく。2030年までに
  • purpose-built databases
    • 一つのサービスで色々できるようにはしない
    • それぞれのテクノロジーに特化する
    • Analytics Servicesも同様に
    • ほぼすべてがServerlessに
    • ついに OpenSearch Serverless リリース
  • Amazon OpenSearch Serverless
    • ペタバイト規模
    • クラスタ管理不要
    • コンピュートリソースとストレージの切り離し
  • Amazon Aurora Zero-ETL integration with Amazon Redshift
    • ほぼリアルタイムにRedshiftからAuroraのトランザクションデータにクエリ実行できる
    • Glueとか使わずに、RedshiftからAuroraに直接実行できる
  • Amazon Redshift integration for Apache Spark
    • Redshift 上で Apache Spark アプリケーションを構築・実行が可能に
  • Amazon DataZone
    • 大規模なデータを共有、検索したり、カタログを元にデータリポジトリを発見することができる
    • 日本語未対応
  • Amazon QuickSight Q 2 Updates
    • ML-powered forecasting with Q
      • forecast と入力することで最大3つの指標の予測を生成
    • Why questions with Q
      • why と入力することで貢献度分析を行い、主要なドライバーを自動的に特定
    • ただし、英語のみ対応
  • Amazon Security Lake
    • セキュリティ系のログを保存する
    • Open Cybersecurity Schema Framework(OCSF)を採用
  • Amazon EC2 Inf2 インスタンス
    • AWS Inferentia2 を最大12台搭載
    • Inf1と比較して3倍の計算性能
  • Amazon EC2 Hpc6id インスタンス
    • 最大15.2TBのローカルストレージ
  • AWS SimSpace Weaver
    • 大規模な空間シミュレーションのマネージドサービス
  • Amazon Connect:2 Updates
    • step-by-step guides in agent workspace
      • エージェントにFAQを出力したり
    • forecasting, capacity planning, and scheduling
      • エージェントの配置を予測
  • AWS Supply Chain
    • Supply chain data lake
    • データ連携、ダッシュボード
    • Real time inventory map
    • Inventory Details
    • Watchlist
    • ML Forecasting
  • AWS Clean Rooms
    • データクリーンルーム:データ保護法に遵守したセキュアなデータ操作環境
    • AWSのマネージドサービス版
    • 解析ルールの設定・出力制約の設定など
  • Amazon Omics
    • ゲノム等のオミックスデータを保存・照会・分析し、健康の改善と科学的発見の前進に役立てるサービス
    • バイオインフォマティクスワークフローのプロビジョニングとスケーリングを自動化し、解析パイプラインをプロダクションスケールで実行
  • Amazon EC2 M6in, M6idn インスタンス
    • M5より最大15%優れた価格パフォーマンス
    • 最大128vCPUをサポート
  • Amazon EC2 R6in, R6idn インスタンス
    • R5より最大15%優れた価格パフォーマンス
  • Amazon QuickSight:3 Updates
    • Expaded API capability
      • ダッシュボードと分析の基本構造へのプログラムによるアクセスが可能に
    • Pagenated Report
      • ページ分割をサポートし、より詳細なレポート作成が可能に
    • Q Automated data preparation
      • データ準備事前作業が対話型インターフェースで動的に行うことが可能に

その他のアップデート

  • Amazon Inspector AWS Lambda Support
    • Lambda関数のコードで使用されるアプリケーションパッケージの依存関係における脆弱性を特定可能
  • AWS Compute Optimizer External metric support
    • Datadog, Dynatrace, Instana, New Relic でAWS環境監視を行う場合に、EC2のメモリ容量をサイズ調整する推奨値に使用可能に
  • Elastic Load Balancing Updates
    • ALB:ターゲットグループ単位のクロスゾーン負荷分散切り離し(AZ切り離し)
    • NLB Health Check 改善
      • ヘルスチェック間隔の定義
      • HTTPレスポンスコードの指定
    • ALB/NLB Minimum Healthyターゲット
      • 健全なターゲットの最小値、割合のしきい値を指定可能
    • Zonal shift for ALB and NLB
      • Route53 Application Recovery Controller の新機能
      • 単一のAZ内でのアプリケーション障害からの復旧
      • ゾーン間負荷分散をオフにしたALB・NLBで利用可能

まとめ

前日深夜のキーノートで発表された数多くのアップデートも今日の昼には解説してくれるなんて、非常に助かります。
特にキーノート最後に発表された新サービス Supply chain や Clean Rooms はよく分からなかったので、もう一度ドキュメント読もうってなりました。

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